硬毛化・増毛化について

医療脱毛の副作用である、硬毛化・増毛化とは?

医療脱毛の副作用はいくつか有名なものがありますが、その一つに硬毛化、増毛化というものがあります。クリニックによって使い分けているところがありますが、ほぼ同じ意味です。まとめて硬・増毛化とされる場合もあります。この記事では硬毛化と書いていきます。

硬毛化とは、簡単にいえば、レーザー当てることで、毛が太く、目立つようになってしまうことです。医療脱毛は毛を生えてこなくする目的で行うわけですから、レーザーを当てたことで逆に毛が目立ってしまっては困るわけですね。そのため医療脱毛のカウンセリングを受けるときは、必ず起こり得るリスクとして説明があります。

硬毛化は全身どこにでも起こるわけではありません。硬毛化が起こる部位は決まっており、産毛が多い部位である、顔,うなじ,背中,上腕,肩です。これ以外の部位に起こることはほぼありません。

脱毛のためにレーザーを当てたことで、毛が濃くなるのはイヤな副作用ですが、実は起こる可能性はかなり低いです。日本では脱毛を受けた方の1%弱とも言われていますが、実際はもっと低いと思います。私が勤務しているクリニックでは、かなり多くのお客様がご来院されますが、間違いなく硬毛化!という方は、私は今まで一人も見たことがありません。

そのため基本的にはあまり気にしなくて大丈夫です。医療脱毛業界では有名な副作用ですが、一般的に考えられている以上に珍しいのです。

それでも万が一、硬毛化になってしまった場合は、基本的には硬毛化が起きた部位の施術は中止します。中止して経過をみることが一番安全で無難な選択肢と考えられているためです。クリニックによってはリスクを承知で施術を継続する場合もありますが、基本的には止めたほうがよいでしょう。
また硬毛化が起きていない、他の部位は継続できるので心配いりません。