医療脱毛を受けられないケースはあるのか?

医療脱毛を受けられるか心配な方へ。

持病がある方や、現在治療している病気がある方で、医療脱毛が受けたいけれど、受けられるかどうか不安な方もいらっしゃると思います。今回は医療脱毛を受けることが出来ないケースについて解説してみます。

医療脱毛を受けることが出来ないとき。

医療脱毛を受けることが出来ないケースは大きく分けて2通りです。

  1. 病気や体調により施術が出来ない。
  2. 使用している薬がレーザーと相性が悪く、施術が出来ない。

1.病気や体調により施術が出来ない。

医療脱毛は安全性の高い施術ですが、病気や体調で施術ができない場合があります。最も身近のものは妊娠中、授乳中の場合です。妊娠中や授乳中は施術不可としているクリニックが多いので、出産のイベントが一段落して、体調が落ち着いてたところで施術を受けましょう。もし契約中に妊娠が分かった場合は、クリニックによっては、脱毛契約の期限を止めてくれるところもあるので、早めに相談しましょう。

また乾癬やケロイド体質、光線過敏症など、レーザーを当てるリスクが高い病気の方も施術が難しいです。これらの対応はクリニックにも異なりますが、まずは主治医に医療脱毛を受けてもよいか相談しましょう。

2.使用している薬がレーザーと相性が悪く、施術が出来ない。

こちらの方が、多くの方に注意が必要です。レーザーは光を使用しますが、意外にも相性が良くない薬は多く、飲んだり、塗っていたりすると医療脱毛を控えなければならない薬が存在します。

特に注意が必要なのが、ニキビの治療をされている方です。ニキビの治療薬としてよく使われる、ベピオゲル、ディフェリンゲル(アダパレンゲル)はレーザーと相性が悪く、これらを塗っている部位は施術ができません。塗っていない部位については施術可能です。

ではこれらの薬を塗ってしまった場合はどうするかというと、しばらく時間をあければ大丈夫です。対応はクリニックによりますが、施術の前後2-4週間開ければOKとしているクリニックが多いです。これらの薬を使用していない場合も、ニキビの炎症がある部分は避けて、施術を行います。

ニキビ以外の薬でレーザーと相性が悪いものは、使用してから前後1週間あければ施術可能としている場合が多いです。そのため、もしそのような薬を使っていても、一時的に止めることができれば大丈夫です。薬を止めるときは、自己判断では行わず、必ず処方してくれた医師に相談しましょう。

多くの方に質問を受けるのが、使っている方が多いロキソニン、アセトアミノフェン(カロナール)、花粉症の薬(アレルギーの薬)、低用量ピルです。これらは基本的には飲んでいても大丈夫です。レーザーと相性が悪くない薬については、施術の日に使用していても問題なく施術可能です。

他の薬については、個別に対応が必要なので、ここでは紹介しきれませんが、新しく飲み始めた薬、塗り始めた薬がある場合には必ずクリニックに相談してください。なるべく早めに確認していただくのが良いです。というのは、当日になってレーザーと相性が悪い薬を使っていることが分かった場合、クリニックによってはその日の施術がキャンセル扱いになってしまい、一回分消化になってしまうからです。問い合わせは電話で大丈夫ですので、せっかくの契約を適切に使うためにも早めに確認しましょう。

その他注意が必要なこと

タトゥーや人工関節などの人工物が入っている部位も避けるのが原則です。安全のためそれらがある部位の数センチ間を開けて施術を行います。

まとめ

医療脱毛は安全な医療技術ですが、一部受けられない方もいらっしゃいます。多くの方に注意が必要なのは、薬です。しかし多くの場合、薬を変更したり、休薬をすることで対応できるケースも多いです。少し工夫することで対応できることも多いので、迷う場合はぜひカウンセリングを受けてください。