
医療脱毛と美容脱毛(エステ脱毛)について
今回は医療脱毛と美容脱毛(エステ脱毛)の違いについての記事です。
まずはそれぞれの解説をしてみます。
医療脱毛
医療脱毛とは、クリニックなどの医療機関で行われるもので、脱毛もれっきとした医療行為として行われます。必ず医師が常駐しており、何か問題があった場合は、医師が速やかに対応します。脱毛の施術も、施術部位や肌の状態ごとに医師が出力の強さ、脱毛方式の指示を出し、看護師はその指示の下に施術を行っています。意外に思われるかもしれませんが、看護師は出力調整も全て医師が指示を出した範囲内で調整しています。事前に指示にない医療行為は、看護師が行う場合でも禁止されており、指示を超えた範囲で施術が必要な場合は、必ず医師が確認をしています。
そのため医療脱毛は非常に安全性が高いものです。施術に関わる者は必ず医療資格を有して、安全に関わる対策を行っています。
美容脱毛(エステ脱毛)
美容脱毛は主にエステで行われる脱毛です。わかりやすくするため、以下エステ脱毛と書いていきます。
エステ脱毛はエステで行われる脱毛メニューであり、医療行為ではありません。ブラジリアンワックスなど一時的な脱毛メニューもありますが、一般的に医療脱毛と比較されるときは、光脱毛のことを指します。エステでは医療機関で使用している高出力レーザーは使用できないので、医療用よりも出力が弱い機械を使用しています。施術をするのは、社内研修を受けた方で、特に資格は必要ありません。
医療脱毛と美容脱毛(エステ脱毛)の違い
医療脱毛とエステ脱毛の違いはいくつかありますが、大きく以下の4つがあります。
- 施術者の違い
- 使用する機械の違い
- 価格の違い
- トラブルがあったときの対応
施術者の違い
施術者についてが一番の問題となります。医療者の場合は、医師の指示の下、看護師が行います。当然ですが、看護師の資格を有する医療のプロが行っています。脱毛のトレーニングを受けるだけでなく、一般的な医療知識を持っており、何かあれば医師にもすぐに相談できる環境なので安全性は高いです。
エステ脱毛の場合は、多くの場合、社内で機械の使い方の研修を受けた人がお客様の施術を行っています。しかし医療者ではないので、医療知識はありません。誤解を恐れずに言うと、素人が施術を行っているようなエステもある状態です。客観的に技術を評価する資格がないので、どのような技術を持っている人に当たるか、賭けになってしまいます。
問題なのが、十分な研修をせずに、お客様を施術している粗悪なエステもあり、施術者によるバラツキ、当たり外れが大きいです。医療用よりも出力が弱い機械を使用しているとはいえ、使い方を間違えればヤケドや、皮膚に後遺症を残す可能性もあります。安全性を第一に考えた場合、医療脱毛の方が遥かにオススメできます。
使用する機械の違い
医療脱毛では医療用のレーザーを使用します。医療機関のため、高出力レーザーを扱うことができます。そのため、エステ脱毛に比べて、少ない回数で効果を実感できます。
エステ脱毛の場合は、医療ほど強い機械を使うことができません。そのため、医療脱毛に比べて多くの回数が必要です。
価格の違い
医療脱毛の方がエステ脱毛に比べて価格は高めです。しかし医療脱毛の方が回数が少なくすむため、トータルで考えた場合はあまり変わらない場合もあります。医療脱毛の方が時間と手間が節約できる分、安くすむことも考えられます。
トラブルがあったときの対応
医療脱毛では医師が必ず常駐しているので、速やかに対応できます。エステ脱毛の場合は、何か皮膚トラブルがあれば他の医療機関を受診する必要があり、手間がかかります。
トータルで考えると医療脱毛がオススメ
このサイトでは医療脱毛を押しですが、実は医療脱毛の普及に伴い、エステ脱毛の機械もかなり良くなってきました。脱毛の効果は正直言ってエステ脱毛でもあります。私も実際に試しましたが、かなりの機器の進化に驚きました。
しかしそれに伴い、機器を扱う施術者の重要性が増してきています。エステ脱毛の問題は施術者の腕や知識がかなりバラツキがあることです。エステ脱毛でもしっかり勉強して、機械を上手に使う人もいらっしゃいます。そのような方に当たれば脱毛効果も十分期待できます。しかしそれは実際に施術してもらうまでわからないのです。
医療脱毛でも施術者による効果の違いは正直あります。しかし医療資格を有しており、研修も受けていて、多くの場合、他の医療現場での経験もあるので、一定水準より技術が低い人はほぼいません。そのため大外れを引く可能性は極めて低いのです。
施術者のリスク、安全性のことなど含め、トータルでみれば、やはり医療脱毛がオススメです。